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ヨード剤摂取による放射能蓄積予防策のメカニズム

放射性物質であるヨウ素131が甲状腺に蓄積するのを防ぐためには、ヨード剤(放射能を持たない、原発事故に備えて調合されたヨウ素)を摂取することが有効とされています。

ヨード剤の摂取は、なぜ甲状腺への放射能備蓄を予防することができるのでしょうか。
それは、ヨウ素を取り込む機能がある甲状腺が、放射能に汚染されたヨウ素を取り込む前に汚染されていないヨウ素で甲状腺を飽和させておくことで、放射能に汚染されたヨウ素が甲状腺に蓄積することを防止できるとされているからです。

ヨード剤の服用は、放射性物質が甲状腺に溜まることを防ぐ効果がありますが、効果の程度は服用の時期により、最も効果が高いのは被曝直前の服用だと言われています。

しかし実際には、被曝時期を予想してヨード剤を摂取することは不可能に近いため、被曝してからできるだけ早くヨード剤を服用するよう努めなければなりません。

従って、これから放射線量が高い場所に行く場合は、ヨード剤の摂取を欠かさないようにすることが大切です。

甲状腺がヨウ素を吸収するのは空腹時で約5分後、食後の場合は約30分後です。
ヨウ素はいったん甲状腺ホルモンに取り込まれて有機化すると体内に長い間貯留する性質があります。
摂取量の目安は1日一回、成人でヨウ化カリウム130mg、1歳以下の乳幼児で65mgになります。

ちなみに、ヨード剤摂取による内部被曝の防止率は、被曝24時間前の摂取で約70%、12時間前の摂取で約90%、被曝直前の摂取で約97%であるとされています。
また、被曝後に摂取した場合の内部被曝防止率は、3時間後が約50%で、被曝後6時間経過すると、内部被曝防止は不可能とされています。
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